種別 国内論文 No. 14 年度 2007
論文名 繭を原料とする活性炭の調整
preparation of Activated Carbons from Cocoon
著者名 小島昭、上石洋一
掲載誌名 日本シルク学会誌
 繭の新用途として、繭から活性炭を作製することを試みた。

 平面繭を複数枚積層し、それを加熱プレスすることで繭板を作製した。

 作製した繭板は、窒素雰囲気下で加熱すると、形状を保持したまま繭炭になった。

 炭化した繭炭にさらに脱臭性を付与するために各種賦活処理を行った。

 水あるいは二酸化炭素によるガス賦活、塩酸亜鉛、水酸化ナトリウム、炭酸カリウムなどを用いる薬剤賦活である。

 繭炭は、これらの賦活剤とともに800℃に加熱すると、比表面積を増やすことができた。

 特に炭酸カリウムを用いた場合には、最も大きな比表面積(2186m2/g)を示した。

 これまで種々の検討で得られた比表面積、ヨウ素吸着能および賦活収率などの測定結果から、炭酸カリウムは繭炭の賦活剤として優れていることが分かった。
Cocoon plate was prepared by hot-press method for several sheets of flat sheet cocoon. Cocoon plate carbon was carbonized from cocoon plate under the condition of heating at N2 atmosphere. In the purpose of improvement of deodorization for cocoon plate carbon, activation of cocoon plate carbon was performed by using water, CO2 gas or chemicals(ZnCl2, NaOH, K2CO3). Surface area of cocoon plate carbon was increased with using activation agents at 800℃. The largest value of surface area(2,186 m2/g) was obtained in the case of K2CO3.