種別 国内論文 No. 13 年度 2007
論文名 平面繭を用いた板状繭の調整およびその炭化
Preparation of Cocoon Plate and Carbonization
著者名 小島昭、上石洋一
掲載誌名 日本シルク学会誌
 繭の形状を残した繭炭は、嵩高である特徴を活かした使用方法がある。

 しかしながら、平面状の繭を用いて炭化することで、より応用範囲を広げることができる。

 平面繭をぐんま×200蚕で作製した。得られた平面繭を積層し、さらに加熱・加圧して平面状の繭板を得た。

 その嵩密度は1.26g/cm3、曲げ強度は55.9MPaであった。

 水に浸漬すると一部が溶解した。

 繭板炭は、繭板を不活性ガス中、所定温度(400〜1000℃、1500℃、1900℃)に加熱し、炭化あるいは黒鉛化することで調整した。

 炭化収率は、炭化温度が高くなるとともに低下し、800℃では32%であった。

 この繭板炭の結晶性は、X線回折分析から難黒鉛化性であることが分かった。

 本研究から繭炭の炭化挙動を把握することができた。
Cocoon carbon of maintained cocoon shape(bulky property) is used for several usage. Plate cocoon carbon from flat sheet cocoon(Gunma×200) would be used for several application. Cocoon plates were prepared by hot-press method for several sheets of flat sheet cocoon. The largest values of bulkiness density and bending stress for cocoon plate were 1.26 g/cm3 and 55.9 MPa, respectively. Cocoon plate was dissolved in water at room-temperature.
Several kinds of cocoon plate carbon were obtained from cocoon plate at 400℃ 〜 1,000℃, 1,500℃, 1,900℃ in nitrogen atmosphere.