種別 国内論文 No. 12 年度 2007
論文名 繭の炭化と脱臭性能
Basic research on making high-performance activated carbon from cocoon
著者名 小島昭、上石洋一
掲載誌名 日本シルク学会誌
 本研究では、高い脱臭性能を有する繭炭を調整することを試みた。

 原料は、選除繭、キャリアおよび皮須を用いた。

 繭の炭化は、電気炉を用い窒素ガス中で400℃から1000℃まで加熱して行った。

 また、急速炭化として、電子レンジを用いるマイクロウェーブ炭化を行った。

 その際の処理時間は1分から5分とした。

 炭化した繭炭の外観および色を観察し、炭化収率を求めるとともに、走査電子顕微鏡で構造を観察した。

 さらに、アンモニアおよびホルムアルデヒドに対する脱臭性能を測定した。

 繭炭の使用重量から吸着保持力を算出した。吸着保持力は、アンモニアでは67%で市販活性炭の約10倍であり、ホルムアルデヒドでは23%で市販品よりも高い値を示した。
In this study, high-performance activated carbons from cocoon, wasted cocoon and inner thin film were investigated. Carbonization of cocoon was performed by using an electric furnace in nitrogen atmosphere at 400℃ to 1,000℃, or a micro wave for 1 to 5 min. Observation of external surface and color of carbonized cocoon, SEM observation and yield were examined. Efficiencies of deodorant efficiency for ammonia and formaldehyde were measured. Adsorption retentive of carbonized cocoon was calculated, and the values of adsorption retentive for ammonia and formaldehyde were 67% and 23%, respectively.